blog

バイク先生の特別講座 Vol.1(パワーウェイトレシオ)

皆さんこんにちは。バイク先生は試乗ネタがない時は、

乗り物に関する簡単な講座を、当院のブログを介して

開講したいと思います。皆さんの乗り物に関する疑問の解決に

つながればと思います。こちらもシリーズ化していきます。

 

 

初めの内容は、「パワーウェイトレシオ」です。

パワーウェイトレシオは、乗り物の加速力のバロメーターを

表します。単位は「kg / ps」です。psは皆さんがよく耳に

します「鉄腕アトムは10万馬力~♪」

でおなじみの馬力のことです。

 

お馬さん1頭が繰り出す力にも例えられ、

75kgの物体を1秒で1m動かす時の力のことです。

皆さんも想像できますが、人の手でこのパワーを発揮するのは

厳しいですよね・・・。

 

gggg無題

 

そこでパワーウェイトレシオは、乗り物の重量を発揮

できる最高馬力数で割ると算出できます。

理科の授業でいうと、質量と体積から密度を求める

事と同じになります。密度は物体の体積1cm3当たりの

質量のことですね。

 

 

以下ではいろいろな乗り物のパワーウェイトレシオを

計算していますが、同じ車でも年式やタイプによって

重量は異なるため、数値は目安になります。

 

軽自動車でお馴染みのスズキ「ワゴンR」の場合、

重さは約800kgでエンジンの最高出力が52馬力ですので

パワーウェイトレシオは、800 kg /52ps  = 15.3 kg / ps

になります。言い変えると、ワゴンRではお馬さん1頭が

引っ張る荷物の重さが15.3kgに相当します。

ただし、絵でお馬さんが引っ張る台車の重さと車輪の

転がり抵抗は無視しています。

無題

 

バイク先生の自家用車のホンダ「モビリオ」の場合、

重量が1300kgで最高馬力が90馬力なので、

1300 kg /90ps 14.4kg/psになります。

実はモビリオはワゴンRを若干上回る加速力に

とどまっています。重量があって馬力もそれほど

高くないためです。

dddd

 

 

しかしトヨタのマークXのようなセダン車は、

重量は1500kg200馬力のため、

1500/200 =7.5 kg/psになり、ワゴンRやモビリオの

半分の数値になります。さらにセダンは低車高なため

空力特性にも優れ、なおさら高速道路でも速いのです。

fff

 

 あのスーパーカーでおなじみのフェラーリの

488スパイダーの場合、重量1600kgで最高馬力は

なんと740馬力になるため、パワーウェイトレシオは

なんと1600kg /740ps = 2.2kg/psとなります。

gggggdddd

  

パワーウェイトレシオは、数値が小さいほど加速に

優れるということになります。

 

これまでは、車のパワーウェイトレシオを計算してみました。

そこで次は、バイクのパワーウェイトレシオを計算してみましょう。

  

バイクはやっぱり重さが軽いので、計算式の分子が必然的に

小さくなります。例として、ホンダのVTR250の場合、

 160 kg / 30ps = 5.33 kg/ps

ggggg

 

車検がない250ccでも、マークXより小さな数値のため初めの

出だしは優れます。しかしながら排気量の差もあり、

後からマークXに追い上げられてしまいます。

最高速ではさすがに敵いません。またバイク自体は軽いですが、

人が乗ると一気に重くなります。60kgの人が乗ると、

VTR250の場合(160 +60) /30 =7.3 kg/psと、マークXとほぼ

同じ数字です。バイクの場合は本来乗り手の体重を合わせた方が

正確ですね。二人乗りはなおさらですね・・・。

  

 

ホンダのCB400SFの場合、

200kg/53ps = 3.8 kg/psとなります。

 jjjj

 

最高馬力はワゴンRとほぼ同等ですが、重量が軽くなるため

全体的にパワーウェイトレシオをは小さくなります。

数値的にはマークXよりも小さくなるため、加速は鋭いことになります。

60kgの人が乗ると、(200 +60) /53 =4.3 kg/psです。400ccもあると

日本の高速道路は余裕ですが、やはりフェラーリには敵いません・・・。

 

 

ところが大型二輪となると1000ccCBR1000RRの場合、

212kg/123ps = 1.72kg/psとなります。

60kgの人が乗っても、(212 +60) /123 =2.21 kg/psです。

yy

このクラスでようやくフェラーリと互角の加速力が

得られるというわけです。

 

つまり速い乗り物に求められる条件としては、車体は軽く(分子が小さい)

かつ最高馬力が大きい(分母が大きい)エンジンを積んでいることになります。

 

 

 

ただし、以下の注意点があります。

 

※目安はあくまでも加速力についてで、最高速を求めるも

 のではありません。最高速度は排気量によって限界が

 あるためです。

※パワーウェイトレシオはフルパワーを出した時の

 数値なので、街で走るときは実際それほど馬力は出ていません。

※アメリカンバイクのように排気量の割に馬力が

 低い車種もあります。 代わりに強力なトルクで走るバイクです。

 この件はおいおい解説致します。

※パワーウェイトレシオはあくまでも乗り物単体の数値であって、

 乗り手の体重や人数によっても変動します。車は大きな誤差に

 なりませんが、 バイクは乗り手の体重の影響を大きく受けます。

 

 

そして最後ですが、パワーウェイトレシオが1を切る驚愕の

乗り物が存在します。

 

 

四輪からはF1です。

詳しいスペックはレースのレギュレーションからですが、

642kg/750ps = 0.86 kg/ps

r

 

  

二輪からは、カワサキのH2R(サーキット仕様)は、

216kg / 326ps =  0.66kg /ps

無題f

 

これらのマシンは人が乗ったとしても、

もはや公道では味わえない強力なパワーを秘めているのです。

 

いろいろな乗り物の数値が分かると、

おのずと楽しくなりますね。

皆さんも自家用車のパワーウェイトレシオを

求めてみてはいかがでしょうか?

 

おさらいになりますが、パワーウェイトレシオは

乗り物の重量を、最高出力(ps)で割ると求められます。

スペックはインターネットで皆さんの車のページで、

諸元の頁をご覧いただくと分かります。

 

 

これでこの講座を終了いたします。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

 

ハート接骨院は、土日祝も診療致します。

急な怪我・交通事故、ご来院下さい。

 

ハート接骨院 浜松市東区和田町203-4 マックスバリュ‐和田

053-462-5200