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バイク先生の試乗インプレッション Vol.74 (トライアンフ ロケットⅢ ロードスター)

皆さん、こんにちは。

今回UPしたのは、な、なんと世界

最大排気量の量産バイクの、イギリスの

トライアンフからロケットⅢロードスター

になります。日本では排気量が400ccを超え

れば何ccでも大型二輪になりますが、ついに

バイク先生はその最高峰に位置するバイク

についに試乗することができました。

ついに世界最大排気量です!

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アメリカンスタイルでカウルはありませんが、

他のアメリカンバイクに比べると、サイズも

1回り大きく、重量が374kgとハーレーの

ツーリングモデル並です。ロケットの排気量

ですが、これまで試乗してきた大型モデルを

はるかに凌駕する2294ccです! 初めて

2000ccを超えるバイクに対面です。

アメリカンで定番のV2気筒ではなく、

縦置き3気筒のめちゃくちゃでかいエンジンが、

燃料タンクの下にすっぽり入っています。

量産しているとはいえ、日本に50台しか存在

しないという情報もあるので、希少には

違いはありません。

 

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バイク先生はまずは最強の怪物に1つずつチャ

レンジしてみました。シート高は75cmと低い

ように見えますが、車体に限らずシートの幅が

あり、着くのはつま先程度です。重量もとても

重いのでずっと足を着いているとツラくなり

そうに見えますが、車体のセンターがしっかり

出ていれば、つま先は意外と余裕です。ペダルの

位置はそれほど前でもなく、膝も曲がるので余裕は

あります。

 

 

 

 

8エンジンをかけるととてつもなくやばそうな唸り

です。エンジンがかかる時にハーレーみたいな

「ズッドドドドド」という重いセル音が出ますが、

エンジンのサウンド自体は「キュルキュルキュル」

というトライアンフ特有の高めのサウンドです。

ギアを1速に入れて・・・、クラッチまでは

OKでしたが、流れてスロットルを少しでも

開けると・・・、

 

うわぁあああああーーーー!! Σ(°Д°);

 

強烈極まりない出だしです。なんか怖気づいてきます。

今までは1854ccのバイクが経験した中で最高排気量

でしたが、さらに440cc増しでさらに出力も150

力近いアメリカンバイク、まして排気量が唯一2000cc

超えというスペックは、まったくどれほどのパワーか

想像がつきませんでした。そんな中で京都と大阪の県

境付近の道路にロケットで出撃!! ではなく出走しました。

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交差点を曲がる時には、車体が寝ていると

重心の関係でハンドルが重いかと思いまし

たが、大きなエンジンが下に付いていると

いうのと、ハンドル回りは割と軽装なので、

ハンドルの重さは意外と気になりませんで

した。コーナリング中に少しでもスロットル

を開けると、一気に爆発的な加速で遠心力が

発生して、車体が起きます。ただ勢いが余る

と外に膨れる可能性もあり、そこはうまくク

ラッチを切って抑制しました。クラッチの接

続時の挙動も前後にハードに伝わってきます。

ハンドル幅があるので、安定していました。

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カーブや小さな道路も意外とコーナリングが

やりやすく、気持ち良く抜けられます。

走り出しはクラッチが繋がったとたんに

前へ突き出される感覚がしますが、絶妙な

クラッチワークでスタートはすぐ慣れました。

これはすごく街で目立ちますね。

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小道で踏切を待つ列に入り込んでしまい、低速

走行を余儀なくされましたが、慣れると低速も

重さを思わせない安定性です。低回転のトルクが

きわめて太いんです。

 

  13.0

14.0

ここ本題です。ロケットはバイク先生が良く使う

回転域(2000rpm程度)でも馬力なら80馬力、トル

クなら既に未知の20kgを超えているので、スロット

ルを開けたとたんどうなるか想像もしていました。

あるストレートで勇気を出してアクセルをいっぱい

捻ってみました。自分が想像していた加速力はもはや

可愛く感じまして、4000rpmではわずか2秒弱で

40km/hから瞬間80km/hへの加速でした。この

道路(171号線)は慢性的に飛ばす車が多いのですが、

幸いお巡りさんはいませんでしたが、すみません。

瞬間的に相当なGも相当加わっていました。ただ自

分が味わったGはまだ序盤で、これからまだ伸びる

はずですが、怖じ気づきました。あとさすがに借り

ているバイクですので・・・。

 

Gは重力加速度に関係し、9.8m/s2で示します。

 分かりやすく言うと、静止している物体を下に

落とす時、1秒で約36km/hまで達しますが、

その時の加速度が1Gと言われています。

地上においても、1Gの加速をしようものなら、

1秒で速度が36km/h速くなった時に相当します。

 

お話を戻しまして、ロケットⅢは374kgという超重

量級のアメリカンでありながら、ゼロ発進から

100km/hまでの加速に、2.7秒という公式記録があり

ます。つまりGはほぼ同等の1Gかかることになり

ます。なかなか数多くの大型バイクでも、これだけ

Gを発生するものは数少ないです。

 

アメリカ海軍の空母上で、カタパルトを用いた戦闘機の

離陸でかかるGは、3Gは超えると言われています。

戦闘機は空母の短い滑走路でも離陸で300km/h出てい

て、急加速のGがパイロットに一気にかかって

きます。一般人ですと失神してしまいます・・・。

3Gですと1秒で108km/h(高速道路の流れと同等)速

くなる加速です。

 

またの余談は置いときまして・・・

 

15.0

そうこう走っているうちに、軽くパラパラ

雨も降ってきた上、京都縦貫道と名神高速

道路が複雑に入り組んでいるコースで、太陽

も曇っていて見えず、バイク先生はまさか

道に迷って違う方角に走っていました・・・。

しかも渋滞に巻き込まれてしまい、足着きも

必須となりました。

 16.0

これはやばいと思い、コンビニでロ

ケットを停め、道を聞いて逆に走れば

よいことが分かり、ホッとしました・・

・。コースは教えてもらったのですが、

さすがに知らない道は不安ですよね・・・。

 

 17.0

アメリカンは馬力よりもトルクを重視した

エンジンで、吹け上がりはあまり重視され

ていませんが、ロケットは全く別物です。

最大トルクが2750rpm22.1kgとダントツ

強烈なだけでなく、最高馬力も5750rpm

148馬力だそうです。2.0Lクラスの車と

殆ど変らないスペックになります。走り出

しからクラッチの特性が他のバイクと異な

り、少しでもギアがかかるとずるずる進み

ます。2500rpmも回したらもう十分でした

・・・。これ以上は怖いです。

まして最高馬力の出る5750rpmなんて公道

ではまず回せません・・・。

3000rpmで最大トルクが出る特性ですが、

そこから先は馬力が拮抗的に発生します。

この重さで低速での安定性が初めは

心配でしたが、リアに幅24cmの極太タイ

ヤを履いていて、直進でのグリップ感はあ

りまして、重さを感じさせないほどでした。

早めにギアをトップ5速まで持っていき、回

転数を抑えました。低回転のトルクがモリモ

リなので、エンストは場合によってはするかも

しれませんが、よほどクラッチをミスらない

限りはしません。ただ勢いでぶっ飛ぶかもし

れません。

 18.0

この次元の違うパワーエンジンのロケットは、

もう完全にアメリカンバイクの域を超えて

います。アメリカン特有のトルクに加え、

スーパースポーツ並の馬力をも兼ね備えて

いるんです。道に迷ってしまい結局50分程

悪戦苦闘で走行し、171号線を西に進み、

無事にお店に戻ってきました。バイク先生

奇跡の生還・・・って大げさな・・・w

 

 

 

このロケットは、性能だけでなく外観も

他のモデルと大きく異なります。

 

 

 

 19.0

量産車で唯一2000ccを超える

3気筒の巨大エンジン。左右非

対称で、エキパイは3本とも右

から出てきます。Nで空吹かしを

すると、左右にすごく振れます。

しかし、走行中の吹けでは気にな

りません。

 

 20.0

ヘッドライトが横2連に付いています。

トライアンフ特有のレイアウトです。

LEDではありませんが、左右常時点灯

です。これはかなり個性的です。

 

 21.0

シートは160cm弱の人には少々キツい

かもしれません。足が着かないということは

ありませんので安心して下さい。後部座席の

背もたれはオプションです。

 

 

 22.0

23.0

24.0

メーター回り。速度計と回転計が

独立したレイアウトです。公式の

データですと、1800rpm90%

トルク(20kgで特大ハーレーでも出ない)

が出るので、クラッチが繋がりだした瞬間

置いていかれます。速度計の○で囲った

ボタンで、距離、時計、積算距離を切替え

可能です。

 

 25.0

回転計にギアと残り

走行可能距離と燃料計です。

 

 

 

26.0

27.0

有り余る勢いを確実に止めるにも、

ブレーキの強化は必須です。ダブル

ディスクでABSは標準!  ロゴは

トライアンフですが、メーカーは

フロントがニッシン製、リアがブレン

ボ製です。

 

28.0

29.0

巨体をしっかりグリップさせる幅24cm

極太タイヤ。マフラーは左右に2本です。

テールがLEDランプかどうかは生憎見て

いませんでした。すみません。

 

 30.0

燃料タンクは24Lも入ります。排気量が

増えるということで、あっという間に減り

ますし、ハイオクなのでランニングコス

トがかなり上がりそうです。15km/Lは超

えればいい方だそうです。かなり丸く盛り

上がっている外観です。ただたくさん入る

ので走行距離は延びますし、残り走行可能

距離も表示されるので心配無用です。

 

 

 31.0

5速のギアですが、トルクがこれほど

モリモリなら6速はあってもいいん

じゃないかなと思います。

 

 32.0

ロケットは駆動にチェーンもベルトも

使わず、ダイレクト感のあるシャフトド

ライブ(ギアだけで構成された軸ユニット)

を用いてパワーロスを防いでいます。

 

 

 

 33.0

ハンドルはアップライトな

握りで、ハンドルの幅が

すごくワイドで安定性が

あります。

 

 

 34.0

クラッチが重く、頻繁に扱うと

左手が疲れます。握力を鍛えるのが

必須です。

 

 

 35.0

キーはメーターの裏に穴があるので、

ちょっと運転席からでは手が届きにくい

です。

 

 36.0

37.0

ペダルは割と近くに配置されていて、

膝のゆとりは大丈夫でした。手前に

なっているのは、カーブでの機動力

を考慮しているためだそうです。

サイドスタンドを払う時に右に車体を

起こしますが、さすがに左股関節と

両腕を筋トレしていなかったら、びくと

もしなかったでしょうね・・・。クラ

ッチも握力グリップで左手を鍛えてい

てよかったです。1つ気になったのは、

跨いでスタンドを払う時、背の低い人

ですとスタンドに左足がひっかけにく

いことでした。

 

 38.0

前から見て幅がどうりであると思ったら、

ラジエーターが横に突き出ていました。、

 

 

 39.0

世界最大排気量を強調するエンブレム

 

 

京都のお店から道に迷った挙句約50分試乗

しましたが、最強の怪物に車両すら見られな

いのに試乗もできたので、新幹線賃をかけて

でも京都に足を運んだのは大きな意味があり

ました。また強烈な加速も一部味わったにす

ぎませんでしたが、勢い余ってクラッシュなん

てしたら、大ケガではなく2484000円とい

う超高価な弁償の方が痛く、一生で償うしかな

くなります・・・。そうならないように、雨、

渋滞、方角といった困難に冷静に対応し、安全

に世界最大排気量のバイクに試乗してきました。

 

 

 

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世界最大排気量量産バイクで、

トライアンフ ロケットⅢロードスター

でした。

 

世界最大だけにかなり長くなりましたが、

最後までご覧いただきまして、ありが

とうございました。

 

 

 

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